2020年後半のWindows OSのセキュリティパッチが適用されると
LDAP接続時に署名が必須となるという話があったのですが、
下記のセキュリティアドバイザリーによると、強制的に設定が変更になるということは
なくなったようです。
ただし、セキュリティを強化するために手動で設定することは可能なので、
その設定方法についてみていきます。
グループポリシーの設定
LDAP署名を有効化するにはグループポリシーの管理から以下のように
修正します。
こちらはAD側の設定を変更するためのグループポリシーです。
Require
signingを選択します。
メンバーサーバ側の設定も変更していきます。
設定確認
グループポリシーの変更が反映されると
AD側のレジストリが下記のようになります。
ldpserverintegrityの値が0x2になっています。
メンバーサーバは下記のようになります。
接続テスト
この状態でメンバーサーバからldapの簡易バインドをしようとすると
以下のようにエラーになります。
Redmineの方も認証に失敗してしまいました。
LDAPクライアント側でのLDAPS有効化
RedmineのLDAP認証の設定を下記のようにLDAPSに変更します。
無事、RedmineでもLDAPSが有効になりました。
0 件のコメント:
コメントを投稿