BicepでAzure上にWindows OSを自動生成

2021年4月29日木曜日

Azure IaC Windows

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はじめに

以前、こちらでBuilding BlockというツールでAzure上にSQL ServerのAlwaysOnの環境を自動デプロイする方法を紹介しましたが、Building Blockは開発終了しており、今後はBicepというツールが開発されていくようです。

BicepはARMテンプレートよりもいろいろ省略してかける言語で、今回はBicepを使ってAzure上にVMを自動構築してみました。


出来上がるもの

下記のようにVMが1台構築されるシンプルなソースコードを作成しました。



工夫したところ

https://github.com/Azure/bicep/tree/main/docs/examples/101/vm-simple-windowsこちらのソースコードを参考に作成しましたが、このソースだとログインするためのユーザ名とパスワードを指定する必要があるので、パスワードは自動生成できるようにしました。パスワードを自動生成することでソースコード内にパスワード情報が含まれることはありません。

また、VMに割り当てるPublicIPのURLも自動生成にしました。単純にURLを指定すると他サブスクリプションで使用中のURLと重複し作れないことがあるので、uniqueString関数で回避しています。

VM作成後には自動生成されたパスワードでリモートデスクトップ接続するところまでを自動化しています。

使い方

azuserdev/bicep (github.com)からソースコードをダウンロードしてください。

azcliがインストールされている環境で

deploy.ps1を実行すると

2019-datacenter-smalldisk-g2のVMが作成され、自動生成されたパスワードでリモートデスクトップするところまで実行されます。


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システムエンジニアとして12年ほど勤めたあと、社内SEに転職しました。 2017年に転職して、2019年に中古マンションを買いました。

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