はじめに
以前、こちらでBuilding BlockというツールでAzure上にSQL ServerのAlwaysOnの環境を自動デプロイする方法を紹介しましたが、Building Blockは開発終了しており、今後はBicepというツールが開発されていくようです。
BicepはARMテンプレートよりもいろいろ省略してかける言語で、今回はBicepを使ってAzure上にVMを自動構築してみました。
出来上がるもの
下記のようにVMが1台構築されるシンプルなソースコードを作成しました。
工夫したところ
https://github.com/Azure/bicep/tree/main/docs/examples/101/vm-simple-windowsこちらのソースコードを参考に作成しましたが、このソースだとログインするためのユーザ名とパスワードを指定する必要があるので、パスワードは自動生成できるようにしました。パスワードを自動生成することでソースコード内にパスワード情報が含まれることはありません。
また、VMに割り当てるPublicIPのURLも自動生成にしました。単純にURLを指定すると他サブスクリプションで使用中のURLと重複し作れないことがあるので、uniqueString関数で回避しています。
VM作成後には自動生成されたパスワードでリモートデスクトップ接続するところまでを自動化しています。
使い方
azuserdev/bicep (github.com)からソースコードをダウンロードしてください。
azcliがインストールされている環境で
deploy.ps1を実行すると
2019-datacenter-smalldisk-g2のVMが作成され、自動生成されたパスワードでリモートデスクトップするところまで実行されます。
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