AzureのVNETにIPV6設定

2020年8月15日土曜日

Azure ipv6 Network

t f B! P L

IPV4のアドレスが足りなくなってきている


IPV4のアドレスが枯渇すると言われてから結構経ちますが、
プライベートIPでも長年使っているとそろそろ枯渇してきている
企業もあるかもしれません。

その解決策としてIPV6を使用するという選択肢があります。
今回はAzureのVNETにIPV6を追加して、使用する方法を
紹介します。

前提

すでにIPV4のVNETを構築済みで、仮想マシンがVNET上に接続されている
環境でIPV6のアドレス空間を追加していきます。


VNETにIPV6アドレス空間を追加

既存のVNETにIPV6のアドレス空間を設定
既存のVNETの設定画面にアドレス空間というのが、
ありますので、そちらに下記のアドレス範囲を追加します。

ace:cab:deca::/48

そのあと、サブネットに対してもIPV6のアドレス空間を割り当てます。
 

確認

この状態でVMを起動するとそれぞれのVMにIPV6のアドレスが割り当たりましが、
よく見ると、指定したIPV6アドレス空間ではないアドレスが割り当たっています。 


indows IP Configuration 
thernet adapter Ethernet : 
Connection-specific DNS 
Link-local IPv6 Address 
IPu Address. 
Subnet mask 
Default Gateway 
Suffix 
reddog. microsoft . com 
. few: 
. 18.8.8.5 
255 . . 255 .8 
. 18.8.8.1 
unnel adapter Teredo Tunneling Pseudo-Interface: 
media State 
media disconnected 
Connection-specific DNS Suffix 
unnel adapter isatap. reddog.microsoft . com: 
media State 
Connection-specific DNS Suffix 
media disconnected 
reddog. microsoft . com  


既存のVMにIPV6を追加するにはAzure Portalからは難しいようで、
Azure Powershellを使用します。

Connect-AzAccount -UseDeviceAuthentication

$vnet = Get-AzVirtualNetwork 

 

$NIC_1=Get-AzNetworkInterface -Name "vm112"

$NIC_1 | Add-AzNetworkInterfaceIpConfig -Name MyIPv6Config -Subnet $vnet.Subnets[0]  -PrivateIpAddressVersion IPv6

$NIC_1 | Set-AzNetworkInterface

 

上記のvm112はIPV6を追加したいネットワークインターフェイスの名前です。
実行すると、下記のようにIPV6のアドレスが追加されます。


さらに、DNSサーバーの設定にAzure上に構築したADのIPV6アドレスを追加しておくと、
後々、IPV6の名前解決の時にAD上のDNSにも各サーバのIPV6のレコードが追加されます。


結果確認

コマンドプロンプトでipconfig /registerdns
とした後nslookupで名前を引いてみると無事IPV6のアドレスも
解決できました。


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システムエンジニアとして12年ほど勤めたあと、社内SEに転職しました。 2017年に転職して、2019年に中古マンションを買いました。

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