IPV4のアドレスが足りなくなってきている
IPV4のアドレスが枯渇すると言われてから結構経ちますが、
プライベートIPでも長年使っているとそろそろ枯渇してきている
企業もあるかもしれません。
その解決策としてIPV6を使用するという選択肢があります。
今回はAzureのVNETにIPV6を追加して、使用する方法を
紹介します。
前提
すでにIPV4のVNETを構築済みで、仮想マシンがVNET上に接続されている環境でIPV6のアドレス空間を追加していきます。
VNETにIPV6アドレス空間を追加
既存のVNETにIPV6のアドレス空間を設定既存のVNETの設定画面にアドレス空間というのが、
ありますので、そちらに下記のアドレス範囲を追加します。
ace:cab:deca::/48
そのあと、サブネットに対してもIPV6のアドレス空間を割り当てます。
確認
この状態でVMを起動するとそれぞれのVMにIPV6のアドレスが割り当たりましが、
よく見ると、指定したIPV6アドレス空間ではないアドレスが割り当たっています。
既存のVMにIPV6を追加するにはAzure Portalからは難しいようで、
Azure Powershellを使用します。
Connect-AzAccount -UseDeviceAuthentication
$vnet = Get-AzVirtualNetwork
$NIC_1=Get-AzNetworkInterface -Name "vm112"
$NIC_1 | Add-AzNetworkInterfaceIpConfig -Name MyIPv6Config -Subnet $vnet.Subnets[0] -PrivateIpAddressVersion IPv6
$NIC_1 | Set-AzNetworkInterface
上記のvm112はIPV6を追加したいネットワークインターフェイスの名前です。
実行すると、下記のようにIPV6のアドレスが追加されます。
さらに、DNSサーバーの設定にAzure上に構築したADのIPV6アドレスを追加しておくと、
後々、IPV6の名前解決の時にAD上のDNSにも各サーバのIPV6のレコードが追加されます。
結果確認
コマンドプロンプトでipconfig /registerdnsとした後nslookupで名前を引いてみると無事IPV6のアドレスも
解決できました。
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