PowerPivotでVLOOKUPを実現するといろんな軸で分析できるようになる

2020年10月11日日曜日

Excel

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 Excelでよく使われるVLOOKUP関数ですが、ExcelのPowerPivotを使用するとピボットテーブルで表示するデータに対しても関連する項目を表示することができます。

今回は下記のようなデータモデルの設定方法についてみていきます。




今回使用するデータは以下のものです。
【サーバー】テーブル

ID

ホスト名

本番区分

システム名

用途

OS

IPアドレス

管理者ID

0001

A

本番

ERP

Webサーバー

Windows 2012

xx.xx.xx.1

1

0002

B

本番

ERP

DBサーバー

Windows 2012

xx.xx.xx.2

1

0003

C

検証

ERP

Webサーバー

Windows 2016

xx.xx.xx.3

2

0004

D

検証

ERP

DBサーバー

Windows 2016

xx.xx.xx.4

3


【管理者】テーブル

管理者ID

氏名

メールアドレス

メーリングリスト

1

山田太郎

yamada.tarou@xx.com

dl1@xx.com

2

山田花子

yamada.hanako@xx.com

dl2@xx.com

3

佐藤太郎

sato.tarou@xx.com

dl1@xx.com

4

佐藤花子

sato.hanako@xx.com

dl2@xx.com

 【OS】テーブル

OS

延長サポート終了

Windows 2012

2023/10/10

Windows 2016

2027/1/11


テーブルの作成

下記のように各管理表をExcel内でテーブル化していきます。

テーブル化したら名前を変更しておきます。

同様に管理者の一覧表とOSの一覧表をテーブル化します。

データモデルの作成

各テーブル間の関連性を設定するために、データモデルを作成していきます。
初めに各テーブルをデータモデルの対象に設定していきます。
やり方はテーブルを選択した状態で、
PowerPivot→データモデルに追加をクリックします。

他テーブルもデータモデルに追加します。追加が完了すると以下のような
Windowが表示されます。続けて、ダイアグラムビューを選択します。

リレーションの設定

ダイアグラムビューで項目間のリレーションを設定します。
サーバーテーブルと管理者テーブルのリレーションを設定するには
サーバーテーブルの管理者IDをドラッグして管理者テーブルの管理者IDのところで離します。
同じく、サーバーテーブルのOSとOSテーブルのOSとのリレーションを設定します。

管理者テーブルやOSテーブルの項目をドラッグしてリレーションを設定すると
多対1ではなく、1対多になってしまうのでご注意ください。



ピボットテーブルの作成と設定

ダイアグラムビューのピボットテーブルを選択するとこのデータモデルをベースに
ピボットテーブルを作成することができます。


ピボットテーブルの設定

まず、テーブル間のリレーションがピボットテーブル内で維持されるようにするため、
サーバーテーブルの【OS】と【管理者ID】の項目を下記のようにドラッグアンドドロップ
します。

この後は自分の分析し体軸を行のところに持ってくれば、管理者IDごとのサーバー状況や
OSのバージョンごとのサーバー台数など分析することができます。


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システムエンジニアとして12年ほど勤めたあと、社内SEに転職しました。 2017年に転職して、2019年に中古マンションを買いました。

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