Excelでよく使われるVLOOKUP関数ですが、ExcelのPowerPivotを使用するとピボットテーブルで表示するデータに対しても関連する項目を表示することができます。
今回は下記のようなデータモデルの設定方法についてみていきます。
【サーバー】テーブル
ID |
ホスト名 |
本番区分 |
システム名 |
用途 |
OS |
IPアドレス |
管理者ID |
0001 |
A |
本番 |
ERP |
Webサーバー |
Windows 2012 |
xx.xx.xx.1 |
1 |
0002 |
B |
本番 |
ERP |
DBサーバー |
Windows 2012 |
xx.xx.xx.2 |
1 |
0003 |
C |
検証 |
ERP |
Webサーバー |
Windows 2016 |
xx.xx.xx.3 |
2 |
0004 |
D |
検証 |
ERP |
DBサーバー |
Windows 2016 |
xx.xx.xx.4 |
3 |
【管理者】テーブル
管理者ID |
氏名 |
メールアドレス |
メーリングリスト |
1 |
山田太郎 |
||
2 |
山田花子 |
||
3 |
佐藤太郎 |
||
4 |
佐藤花子 |
【OS】テーブル
OS |
延長サポート終了 |
Windows 2012 |
2023/10/10 |
Windows 2016 |
2027/1/11 |
テーブルの作成
下記のように各管理表をExcel内でテーブル化していきます。
テーブル化したら名前を変更しておきます。
同様に管理者の一覧表とOSの一覧表をテーブル化します。
データモデルの作成
各テーブル間の関連性を設定するために、データモデルを作成していきます。
初めに各テーブルをデータモデルの対象に設定していきます。
やり方はテーブルを選択した状態で、
PowerPivot→データモデルに追加をクリックします。
他テーブルもデータモデルに追加します。追加が完了すると以下のような
Windowが表示されます。続けて、ダイアグラムビューを選択します。
リレーションの設定
ダイアグラムビューで項目間のリレーションを設定します。
サーバーテーブルと管理者テーブルのリレーションを設定するには
サーバーテーブルの管理者IDをドラッグして管理者テーブルの管理者IDのところで離します。
同じく、サーバーテーブルのOSとOSテーブルのOSとのリレーションを設定します。
管理者テーブルやOSテーブルの項目をドラッグしてリレーションを設定すると
多対1ではなく、1対多になってしまうのでご注意ください。
ピボットテーブルの作成と設定
ダイアグラムビューのピボットテーブルを選択するとこのデータモデルをベースに
ピボットテーブルを作成することができます。
ピボットテーブルの設定
まず、テーブル間のリレーションがピボットテーブル内で維持されるようにするため、
サーバーテーブルの【OS】と【管理者ID】の項目を下記のようにドラッグアンドドロップ
します。
この後は自分の分析し体軸を行のところに持ってくれば、管理者IDごとのサーバー状況や
OSのバージョンごとのサーバー台数など分析することができます。
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