SAMLテスト用WebAppsの作成 その1

2020年2月24日月曜日

AD Azure SAML WebApps

t f B! P L
SAMLの挙動を確認したいけど、SAML認証に対応したServiceProviderを準備するのが難しいということありませんか。そんな時は
SimpleSAMLphp
というWebアプリを使えば比較的簡単にセットアップできます。
今回はAzureWebAppsSimpleSAMLphpをデプロイして、SAML認証を実現するところまでやってみます。

Azure WebAppsのセットアップ

AzureポータルからWebAppsを新規作成し以下の構成え立ち上げます。


ApplicationInsightは監視用のサービスなので今回は無効化しています。

FTPでソースコードをアップロードできるように設定します。


FTPでアップロードする際の資格情報を控えておきます。


アップロード先としてWebApps内に仮想ディレクトリを作成しておきます。
これがないとSimpleSAMLphpのパス解釈に失敗して動作しません。


仮想パス:/simplesaml
物理パス:site\wwwroot\simplesamlphp\www


Webアプリのダウンロード

下記URLのLatest stable versionをダウンロードします。

tar.gz形式なので、Windowsで解凍するには7zipなどのツールを使用します。
展開した下記ファイルにadminのパスワードを設定するところがあるので修正しておきます。
\simplesamlphp-1.18.4\simplesamlphp-1.18.4\config\config.php"


WebAppsへアップロード

先ほど展開したモジュールをWebAppsにアップロードします。
SFTPのクライアントとしてファイルエクスプローラが利用できます。

FTPSのエンドポイントをアドレスバーに入力し、
ユーザ名、パスワードを入力します。



Azure上のwwwrootフォルダ配下に「simplesamlphp」というフォルダを作成します。


解凍したファイルをコピーします。


アップロードが完了すると、以下のようにWebアプリが起動できるようになります。

まだSAMLの設定はできていないのですが、続きはまた今度書きたいと思います。


PV

PVアクセスランキング にほんブログ村

ブログ村

このブログを検索

自己紹介

システムエンジニアとして12年ほど勤めたあと、社内SEに転職しました。 2017年に転職して、2019年に中古マンションを買いました。

リモートデスクトップのプロキシ越え

社内ネットワークからクラウド上のサーバにリモートデスクトップしたい Azureなどのクラウド環境にWindowsOSを立ち上げると、インターネット経由でリモートデスクトップ接続することになります。会社のネットワークからインターネットにアクセスする場合はプロキシサーバーやファイ...

QooQ